辞表

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辞表〜サンプル

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だいたい前項のような書式で書きます。「一身上の都合」が、皆さんの実際の都合により「実父が倒れたため郷里に戻り家業を継ぐ」こととなったり、自分自身の「健康上の理由により長期療養生活に入る」こととなったり、乃至は「大学に戻り研究生活を」開始するなんてこともあるでしょう。いずれにしても「辞表」。重いですね。サンプルとして明治六年の西郷隆盛の辞表など提示できるとさらに重々しくなるのですが、手元に資料がなくちょっと無理です。

明治六年(1873年)、「征韓論」に端を発して大久保、岩倉らと西郷、板垣らの軋轢が深まって大きな政争となりました。「征韓論」は国内で失職した武士たちに、軍隊としての仕事を与えつつ、不満を外に向けさせようという考えです。それに対して国内の政治を固めるのが先決であるとする内治派が勝利し、征韓派の西郷隆盛、板垣退助、後藤象二郎、江藤新平、副島種臣らが辞職、彼らに続いて政治家、軍人、官僚600名余が大量辞任しました。世にいう「明治六年の政変」です。これが後の佐賀の乱、西南戦争につながり、維新政府最大の危機をまねく大きな政変ですね。おそらく西郷らは「辞表」を「たたきつける」ような気持ちで提出したことでしょう。私もサンプルとしてみてみたいと気持ちになります。どこかの博物館にあるとは思うのですが。

日本史の時間ではないので、このへんでやめますが、「辞表」の重みを感じていただけましたでしょうか。ずっしりきます。「辞表を提出する」ことは、まさに人生の岐路に立っている状態だと思います。