会社を辞める決意をしたら、とりあえず口頭でも上司に伝えておくのがよいですね。たとえ上司が気に食わなくて辞めるとしても。辞める理由はひとつではないでしょうし、正式に辞表なり退職届を出す前に、自分の気持ちを見つめ直しておくことは必要です。なぜ辞めるのか。その真の理由と辞めるきっかけとをつきつめて、辞めた後のことも考え、気持ちの整理もつけておく。それが大切です。
つらつら考えているうちに辞める気がなくなることもあるでしょう。それはそれでよしとしてください。さあ、それでも辞めるのだ、後はこうするのだ、と決まったら書きましょう、辞表を。だいたいの書式を以下の通りです。
辞表
平成○○年2月15日
株式会社辞職商事
代表取締役社長
辞職一郎 殿
常務取締役 辞表太一
私ことこのたび一身上の都合により、平成○○年3月20日をもちまして辞職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
「辞表」ですから前項でも記しましたとおり、あくまで、役員クラスの出すものです。表書きは「辞表」乃至は「辞職(辞任)届」ということになります。宛名は会社であれば社長、それ以外でもそれぞれの団体・組織のトップに対して出すこととなります。縦書きの場合は右から、表書、主文、日付、役職氏名、宛名(代表者名)の順になります。つまり手紙と同じ構成ですね。もちろん手書きで、黒い筆乃至ペンで書くべきでしょう(黒ボールペン、青万年筆は許容範囲です)。また、「私こと」は「私儀」でもけっこうです。